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料理初心者が上達するためのおすすめのプランは?

料理初心者が上達するためのおすすめのプランは?

料理を上達させるために知っておいて欲しいこと

料理を上達させるために知っておいて欲しいこと

料理に自信のない方にその理由をお聞きすると、「以前作った時に美味しくできなかったから」という声をよく耳にします。
しかし料理に限らず、何事も始めたその瞬間からいきなりプロレベルになる方はいませんよね。

料理初心者さんが上達するためには、たとえ失敗をしても諦めずにまた作ることが大変重要なのです。
その失敗の中で気づくことがあり、それこそが上達に向けてのステップアップに繋がります。
まずは、美味しく作れない理由が何なのかを考えていきましょう。

なぜ上手に作れず失敗するのか?

なぜ上手に作れず失敗するのか?

美味しくできなかった方は 以下の原因が考えられます。

  • 材料を適当に切っている。
  • 計量スプーンや計量カップを使っていない。
  • 手順が守られていない。
  • 火加減や時間がいい加減になっている。
  • 出来上がっても味見をしない。

美味しくできなかった方、いくつか当てはまっていませんか?
レシピは美味しく仕上がるように書かれているものです。
書かれている通りに作れば失敗する事はないはずです。

つまり、失敗する原因の多くは、「料理は面倒なこと」と位置づけているからなのです。
料理を避けようとする姿勢から、投げやりの作業になって失敗します。

しかし料理を好きになれば、一つ一つの作業が丁寧になり、その丁寧さが美味しさに繋がります。
ですので こう考えましょう!
「料理を好きな人はどうやって好きになったのか?」を。
その方達が歩んで来た階段を同じステップで踏めば、料理を好きになり、そのやる気が必ず美味しさに繋がっていきますので。
そうなるためのプランを考えていきましょう。

最初の一歩目は簡単なことから

最初の一歩目は簡単なことから

料理を面倒と思っている方は、まずどうすれば作りたくなるでしょうか?
スバリ!手短かに料理系のYouTube動画を観ることをおすすめします
登録チャンネルに料理系の動画を増やし、頻繁に見ることから始めましょう。

料理を投稿しているユーチューバーは奥様からプロまで幅広くいますが、何の料理を作る動画なのかは後回しでいいです。
大事なのは、サブチャンネルを含めて日常の雑談も交えているような、あなたが人間的にハマるキャラの料理系ユーチューバーを探してください
要するにファンになってしまえばいいのです。
その人に惹かれれば、その人の「料理が好きな気持ち」に共感したくなるはずです。
その人が楽しそうに作っているところを見続ければ、いずれ自分も料理をしてみたくなります。

揃える道具

揃える道具

いよいよ自分も料理を作ってみたくなりました。 作ってみましょう! しかし、料理は最低限の道具がないとさすがに作れません。 以下を参考にしてください。

火を使う

  • コンロ(ガスコンロ または IHコンロ)

材料を切る

  • 包丁
  • まな板

焼く、炒める、煮る

  • フライパン(ガスコンロ用 または IHコンロ用)
  • 鍋(ガスコンロ用 または IHコンロ用)

量や重さを計る

  • 計量スプーン
  • 計量カップ
  • はかり(キッチンスケール)

その他

  • 菜箸
  • おたま
  • ヘラ
  • ボール
  • ザル など

このくらい用意していただけると とりあえず料理は作れます。
手頃な値段の物で構いませんし、物によっては100円均一ショップで買っても良いのではないでしょうか。
しいて言うと、この中で金額を少し奮発していただきたいのが包丁です。
初心者の方なら4000円〜6000円くらいの包丁が妥当です。
なぜ包丁は奮発するべきかと言いますと、あまりにも安すぎる包丁は 切れ味がすぐに悪くなったり、研いでも切れ味が戻りにくい物が多くあります。
切れない包丁を使い続けると、それを理由に料理を諦めやすくなってしまうからです。

さあ!
買い揃えたら作らなくては勿体ないですね!
料理の世界にようこそ。

いざ作ろう!

いざ作ろう!

始めのうちは、時間に余裕がある日に作ったほうがいいかもしれません。
忙しくて疲れているのに作っても、しんどくて料理を好きになれないかもしれません。
普段やったことのない挑戦をするのですから、予定のない休日などに一大イベントとしてやってみてください。

では、何を作るか決めましょう。
失敗も想定内なので、たとえ美味しくできなくても食べ切れるような、自分が大好きな物が良いかと思います。
また、今日作ったらなるべく早めに、その料理を同じレシピで再度作ってみる事も重要ですので、やはり頻繁に食べても飽きの来ない大好きな物が良いですね。

次に、決まったその料理のレシピを探しましょう。そこで悩むのが、「その料理だけでも沢山のレシピが存在する」ということです。
では、沢山あるレシピの中からどのレシピを使えば良いのでしょうか?
是非とも「解説が細かく載っているレシピ」を選んでください
調理手順はより細かく、文字数は多ければ多いほど良いです。
理由はこのあとに。

さあ!
レシピが決まったら食材を買い揃えて作ってみましょう!

(別の記事では 料理を作る際には料理本を見て作ることをおすすめしています。)
『料理初心者が最初に買うべき本とは?』

作って食べて、反省して

作って食べて、反省して

作って食べましたか?
お味はどうでしたか?
美味しかった方は、おめでとうございます!
それならもう初心者さんではありません(笑)
同時に、美味しければ料理を楽しく感じたはず。
その楽しさの熱が冷めないうちに、次の料理にもチャレンジしてくださいね。

しかし美味しくできなかった方は、何度も言いますが それも想定内なのでガッカリしないでください。
ここからが大事です。

まずそのレシピを見返してください。
きっと何処かしら、書かれている通りにできていないはずです。
先ほど「解説が細かく載っているレシピを選ぶ」とお願いしました。
一見、文字数の少ないシンプルなレシピのほうが作りやすく思えます。
しかし調理の手順において、細かく書かれているほうが「自分の失敗探し」ができるのです。

例えば簡単な物で「卵とじスープ」を作るとします。
これを、シンプルに書かれているレシピA(良くないレシピ)と、細かく書かれているレシピB(良いレシピ)とで比較してみます。

【シンプルに書かれているレシピA】
①鍋に、水・鶏がらスープの素・しょうゆ・塩・胡椒を入れて火にかける
②卵を溶く
③スープに卵を流し入れる

【細かく書かれているレシピB】
①鍋に、水・鶏がらスープの素・しょうゆ・塩・胡椒を入れて強火にかける
②卵を溶く
③スープが中心まで煮立ったら、煮立っている所に溶き卵を少量ずつ、全体の煮立ちが止まらないように小分けにして固めながら流し入れていく
④全ての卵が固まったらすぐ火を止める

レシピAでは大雑把なレシピすぎて、失敗した原因が分かりません。
これでは次も同じ失敗をしてしまいます。

しかしレシピBはどうでしょう。
「そうか!③の時、中心まで煮立っていなかったし、卵を一気に入れちゃったからだ!」などと、失敗した具体的な箇所に気づくはずです。
一見 シンプルなレシピAのほうが簡単に作れそうな気がしますが、もし失敗した場合次に向けて何も得られないのです。
そのため、レシピBのように解説や手順は細かく書かれている物のほうが初心者さんのレベルアップに繋がります。

そして近日中に、再度同じ料理を今回と同じレシピでチャレンジしてみてください
もちろん失敗した所に注意しながら。
同じ料理を同じレシピで繰り返せば、その料理を確実にマスターすることができるでしょう。

包丁さばきが上手でも 料理上手とは言えない

包丁さばきが上手でも 料理上手とは言えない

「料理が上手な人」と聞くと、包丁さばきに慣れていたりフライパンの中身を上手に煽る(あおる)ような技術面を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
たしかにそういった動きも人の目には良い印象として映ります。
しかしそれだけで美味しさは左右されません。
美味しい料理には、調理のポイントを抑える「知識」が大変重要なのです。
それさえ抑えていれば、たとえ技術がなくても美味しく仕上がります。

技術 → 回数を重ねて身体に覚えさせる

技術は身体に覚えさせるものなので、継続して作りさえすれば次第に慣れてくるものです。
包丁を握る回数、フライパンを煽る回数が増えてくれば、自然と身に付いてきます。

知識 → 独学または料理の先輩に教わる

先に書いたように、知識は料理を作っていく中で、失敗も経験して自分で気づいて身に付けていくものです。
または、既に料理のポイントを熟知しているのが「料理の先輩」ですので、その人に直接教わることがポイントを抑える最大の近道でもあります。
直接教わる機会は お母さん以外にはなかなかないかもしれませんが、その代役を担っているのが料理教室です。

美味しい料理を作る秘訣は、「切り方」「計量」「調理の手順」「火加減と時間」のポイントをしっかり抑えているかどうかです。
技術はまだ気にしなくていいので、これらの知識をどんどん身につけましょう。

色々作ると料理の世界が広がる

色々作ると料理の世界が広がる

調理方法には「焼く」「炒める」「茹でる」「揚げる」「煮る」「和える」「蒸す」などがあります。
料理を続けていると、その調理方法次第で一つの食材からいろいろなバリエーションに広がることに気づいてきます。

また、余った食材を他の料理に使ってみるなど応用が効くようになってきます。

そして調理器具も、ゴムベラ、泡立て器、おろし金、蒸し器など、先ほど紹介した以外の器具も必要になり欲しくなってくることでしょう。

あとは頻繁にチャレンジしていくだけです。
ここまで来れば、既に上達に向けて着実にステップアップしています。

もっと料理を好きになるために

もっと料理を好きになるために

さらに料理を好きになるうえで一番効果があるのが、作った料理を誰かに食べてもらい「美味しい!」と言ってもらえることです。
料理は自分のためだけではなく、その味と空間を誰かとシェアできるのも醍醐味です。
そのためご家族の方でもお友達でも、作った料理を誰かに食べてもらう機会を設けるのもおすすめです。
その来たるべき本番に向けて、きっと試行錯誤を重ねるかと思いますが、料理にはその「美味しく作らなきゃ」と意識していることがとても大事なのです。

料理は人を幸せにする力があります。
至極の一品を振る舞って「美味しい!」と言わせたなら、もう誰にもあなたを料理初心者とは呼ばせません。
すっかり上達していますから。

料理は毎日の生活に役立つスキル

料理は毎日の生活に役立つスキル

食事は毎日摂るのですから、いつも美味しいに越したことはないはずです。
そして、それを楽しく自分自身で作ることができれば、毎日が充実した日になるでしょう。

器用に作れるか作れないかは経験こそが物を言います。
まずは初心者さんなりに、いかに料理を楽しく丁寧に作れるようになるかが、上達へ向けての極めて大きな一歩になります。

料理が作れるということは、これからの毎日の生活に役立つスキルです。
是非とも料理を好きになって、美味しい食卓になるように頑張ってください。

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