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心も体もほっかほか~良い眠りに誘うおすすめの飲み物

心も体もほっかほっか~良い眠りに誘うおすすめの飲み物

私たちが生きていくのに欠かせないのが『睡眠』です。睡眠は体を休めるだけでなく、脳の疲労を回復させ、記憶の整理・定着のために必要不可欠と言われています。
睡眠不足や長時間睡眠をとらずにいると、脳が休まらない状態が続くので、精神が不安定になったり、勉強や仕事の効率が悪くなり、命の危険にも及びます。

睡眠時間は、個人差もありますが成人の場合は、6時間~7時間が目安なのだそうです。睡眠不足が身体に悪いことはもちろんですが、極端に短い・長いのも睡眠の内容によっては良くありません。
十分な睡眠時間が確保させていても、スッキリ起きれない、疲れが取れない、怠いといった場合は『質の良い睡眠』が取れていないことにあるようです。    

質の良い睡眠とはどんなこと?

質の良い睡眠とはどんなこと?

仕事や勉強などで、睡眠時間が確保できないといった人も多いでしょう。しかし、寝不足が続くと免疫力が落ちて風邪をひきやすくなったり、ホルモンバランスの乱れや肥満・高血圧・糖尿病など生活習慣病のリスクも高くなるそうです。
頭がボーっとしてしまったり、いくら勉強しても頭に入って来ないというのも、睡眠不足により脳が疲労しているせいなのです。

「寝る子は育つ」ということわざがありますが、寝ている間に体力を回復させ、脳を休ませて記憶の整理をしていると考えると、子供だけでなく大人でも睡眠がいかに大事かということがわかりますね。

世の中には2・3時間の睡眠でも目覚めが良く、活発的に活動ができるショートスリーパーの人もいます。
短時間でも『質の良い睡眠』がとれていれば、「よく眠れた」と感じることができます。
どれだけ眠れたかよりも『質の良い睡眠』をとれているかが重要なようです。

さて、『質の良い睡眠』とはどのようなことなのか気になりますよね。
厚生労働省によると


2)睡眠の質の良し悪しとは

⒡  就寝してから入眠するまでに過度の時間を要しないこと。つまり、睡眠潜時が気にならない程度の長さであれば問題はなく、逆に潜時が極端に短い(数分以内)ことは睡眠量不足の可能性もあるので適切でない。
健康睡眠とは安定した睡眠と日中の健全な行動が出来ること(注:「すぐ眠れる」にも適正な範囲がある)

⒢  睡眠の終了(覚醒の開始)から起床して行動を開始するまでの推移が円滑であること。つまり、寝起きが時間的にも主観的にも良好であること。

⒣  睡眠について主観的な満足度(熟眠感など)が得られていること。

⒤  日中の状態について、過度の疲労感がなく、主観的な満足度(意欲など)が得られていること。

■出典:第3章より健康的な睡眠を確保するための生活術より

とあります。

つまりは、「すぐに眠れる」「ぐっすり眠れる」「気持ちよく目覚める」ことが『質の良い睡眠』ということなのだそうです。

就寝前に温かい飲み物がなぜ良いのか?

就寝前に温かい飲み物がなぜ良いのか?

スムーズに眠りに入れることが、貴重な睡眠時間を無駄にすることなく、『質の良い睡眠』に誘うことにもなります。
しかし、眠りたいのに、なかなか眠れないということもありますよね。そんな時には、寝る前に温かい飲み物を飲むのがおすすめです。

成人の体は約60%が水分で保たれています。体に入った水が、体内で血液に変化して体中をめぐっているのです。
眠っている間には、コップ1~2杯分の汗をかくと言われています。水分が足りないと、寝ている間に脱水症状が起き足がつったり、疲れが取れない原因にもなります。

冷たい水でもいいのでは?と思うかもしれませんが、『質の良い睡眠』にするためには、体温の高低差を大きくする必要があるのです。

人は体温が低下すると眠気を感じるので、就寝前の1~2時間前に温かい飲み物を飲むことにより、体の中から温めて体温を上げると、就寝時間までに段々と体温が下がり、自然と眠くなります。

温かい飲み物は体の内側から温まるので、血行を促進して代謝機能をアップしてくれます。代謝機能が上がると、体内の老廃物が排出されやすくなるので、寝ている間に汗をかくのと一緒に老廃物が排出され、むくみの改善にも繋がります。

夜中のトイレが気になる人でもマグカップ1杯ほどの量ですので、就寝の1~2時間前に飲む分には支障がありません。

注意しなければいけないのが、温かい飲み物なら何でも良いわけではないことです。

コーヒーや紅茶・緑茶などカフェインが入った飲み物は、眠気覚ましをうたうくらいですので眠気を妨げます。カフェインは、中枢神経系が刺激されるので、心拍数が増加し、神経を興奮させる働きがあります。
また、利尿作用もあるのでトイレが近くなり、夜中に何度もトイレに行きたくなって起きてしまうことも考えられます。

就寝前におすすめの飲み物5選

温かい飲み物を飲むと体が温まり、リラックス効果も得られます。就寝前に温かい飲み物を摂取するのは、寝つきが悪い人に限らず、『質の良い睡眠』を取るためにおすすめです。
温度が熱すぎると消化器官に負担をかけることになるので、60~80℃くらいの温度にしてお召し上がりください。

ホットミルク

ホットミルク

脳内でメラトニンという睡眠ホルモンが分泌されることにより、深い睡眠に入ることができます。メラトニンは、セロトニンというストレスに対して効能のある脳内物質から作られており、ミルクにはセロトニンの原料となる「トリプトファン」が含まれています。
その他にも、神経の興奮を落ち着かせる「カルシウム」や、疲労緩和、自律神経の安定、体力低下抑制などの効果がある「ビタミンB12」などの栄養素が豊富に含まれているので、良い睡眠にもってこいの飲み物です。

ホットココア

ホットココア

ココアに含まれる「カカオポリフェノール」は、血圧低下、動脈硬化防止、老化防止が期待できる成分です。血管を広げる効果があるので、血行の働きが良くなり末梢血管まで血が通い、手足の冷えやむくみが改善されるそうです。
また、脳疲労を助けてくれる役割もあり、ストレスを緩和し『幸せホルモン』と呼ばれるセロトニンを増加してくれる効果があります。

ハーブティー

ハーブティー

ハーブティーは、ほっと落ち着きリラックス効果がとても大きな飲み物です。
その効果の特徴は、豊かな香りにあります。ハーブの香りが自律神経である副交感神経に働きかけて、ストレスを緩和しリラックスした状態にさせてくれます。その他にも、冷え性の改善や消化促進、疲労回復、抗菌・殺菌作用などがあります。
沢山の種類があるハーブティーですが、安眠効果のある「カモミール」「オレンジブロッサム」「イングリッシュラベンダー」「ローズ」などがおすすめです。

ホットジンジャー

ホットジンジャー

ホットジンジャーはなんといっても、体を温めてくれる効果が高いことです。
しょうがの辛み成分である「ジンゲロール」は、加熱することにより「ショウガオール」と「ジンゲロン」が生成されます。
「ジンゲロール」「ショウガオール」「ジンゲロン」には、血行を促進し冷え性の改善や、免疫力向上、殺菌・消炎・保湿作用、発汗促進などの効果があります。

白湯

白湯

白湯を飲むと、基礎代謝が向上します。基礎代謝が上がると発汗作用、脂肪燃焼効果が期待できます。 体内から温めることにより、血流が良くなり冷え性の改善に繋がります。
冷え性は、胃腸の冷えや自律神経の乱れから起きやすくなります。白湯は胃腸に負担をかけずにじんわりと温めてくれるので、胃腸が弱い人には白湯がおすすめです。

良い眠りに誘うおすすめの飲み物 まとめ

良い眠りに誘うおすすめの飲み物 まとめ

『質の良い睡眠』をとれているかにより、日々の活力や健康に大きく影響していることがわかったと思います。
そのためにも就寝前に温かい飲み物を飲んで、脳も身体もリラックスして、体が睡眠の準備に自然と入れるようにしたいですね。

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