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料理初心者必見!正しい包丁の持ちかた・構えかた 画像で詳しく!

料理初心者必見!正しい包丁の持ちかた・構えかた 画像で詳しく!

初心者が料理を好きになるために

「包丁が上手く使えない!いざ使っても怖い!でも使えるようになりたい!」

人には話せないけど、実はこのように悩んでいる方は少なくないです。
それもそのはず。
生活していくために料理は必要不可欠。
その料理をするうえで、必ず必要となるのが包丁だからです。

初心者が料理を好きになるために

「包丁が上手く使えないから」という理由で料理することを嫌い、敬遠している方がいらっしゃるのも事実です。
しかし逆を言えば、包丁が上手く使えるようになれば、料理を好きになることも十分あり得るということです。

ここでは、料理初心者の方へ向けて、包丁を使う際の基礎である「正しい包丁の持ちかた・構えかた」を解説していきます。
上手く切れず悩んでいる方も、これを身につけて自信を持ってください!

初心者が包丁を使えるようになるための心得

玉ねぎを薄く切っているところをイメージしてみてください。

初心者が包丁を使えるようになるための心得

きっと頭に浮かぶのは、スピーディーで手慣れた包丁さばきじゃないでしょうか?
しかし実際に切ってみるとそのイメージとは掛け離れ、なかなか上手くいかないものです。
怪我をするので、最初はくれぐれもイメージしたスピードでやろうとしてはいけません。
これは身体が覚えることなので、時間と共に慣れ、やがてスピードもついてきます。

どんなスポーツでも、パフォーマンスを最大限に活かすための「理にかなったフォーム」があり、まずはその基礎固めから入りますよね。
技術を伴う料理も一緒です。

今やるべきことは一つ。
焦らずに、まずは形をしっかり身体に馴染ませることです。
「正しい包丁の持ちかた・構えかた」で始めていけば、それが一番切りやすい形なので上達への近道になるということです。

それでは画像のとおりに試してみましょう!
ポイントは、「包丁をグラつかせない」「包丁にしっかり力を伝える」です。

包丁の正しい持ちかた(右利き用)

右利きの正しい包丁の持ちかたです。
右手の人差し指の付け根(赤い丸部分)を意識してください。

包丁の正しい持ちかた(右利き用)01

次に包丁のこの箇所にも意識してください。

包丁の正しい持ちかた(右利き用)02
包丁の正しい持ちかた(右利き用)03

包丁のこの箇所に先程の人差し指の付け根を合わせて・・・

包丁の正しい持ちかた(右利き用)04

人差し指をグルっと包み込みます。
同時に、支える親指の位置はここ。

包丁の正しい持ちかた(右利き用)05

人差し指と親指の位置が固まれば、他の三本の指は柄をしっかり包みこむだけです。

包丁の正しい持ちかた(右利き用)06

上から見るとこうなります。

包丁の正しい持ちかた(右利き用)07

しっかり握れば、これで包丁がグラつくことはありません。

包丁の正しい持ちかた(左利き用)

左利きの正しい包丁の持ちかたです。
左手の人差し指の付け根(赤い丸部分)を意識してください。

包丁の正しい持ちかた(左利き用)01

次に包丁のこの箇所にも意識してください。

包丁の正しい持ちかた(左利き用)02
包丁の正しい持ちかた(左利き用)03

包丁のこの箇所に先ほどの人差し指の付け根を合わせて・・・

包丁の正しい持ちかた(左利き用)04

人差し指をグルっと包み込みます。
同時に、支える親指の位置はここ。

包丁の正しい持ちかた(左利き用)05

この人差し指と親指の位置が固まれば、他の三本の指は柄をしっかり包みこむだけです。

包丁の正しい持ちかた(左利き用)06

上から見るとこうなります。

包丁の正しい持ちかた(左利き用)07

しっかり握れば、これで包丁がグラつくことはありません。

初心者の方には おすすめできない包丁の持ちかた

このように人差し指を伸ばしながら切る持ちかたもあります。

初心者の方には おすすめできない包丁の持ちかた01

この持ちかたは、良くも悪くも包丁に力が伝わりにくいのが特徴です。
刺身など、身が柔らかく潰したくない物を切る際にはこの切り方も適しているでしょう。

しかし硬い野菜などではどうでしょうか。
包丁に力が伝わりにくいこの持ちかたでは、必要以上に腕力を込めて切る必要があるため、とくに筋力のない女性は切り続けると疲れやすくなります。

また、刃の先端が左右にグラつき、刃が具材に斜めに入りやすくなってしまいます。

初心者の方には おすすめできない包丁の持ちかた02

毎回同じ位置(角度)に正確に振りおろしづらく、切った食材の厚みにもバラつきが生じやすくなります。

そのため、これは個人的な意見になりますが、私はこの持ちかたをあまりおすすめしません。
ただし、この持ちかたを否定しているわけではありません。
決して間違いではなく、人それぞれ切りやすい感覚もありますから。
とくに長年この持ちかたに慣れている方は、先に紹介した持ちかたに直すほうが厄介かもしれませんし、実際この切り方で切れていたわけなので、変えなくてもよろしいかと思います。
初心者の方は、早いうちから先に紹介した持ちかたで始めたのほうが、今後に向けて上達しやすいという意味です。

包丁の正しい構えかた

上手な包丁さばきは、持ちかただけではありません。
切る時の構えかたでも左右されます。
まな板(食材)に対しての「角度」が重要なのです。
(※右利きの場合で解説します。左利きの場合は左右反転になります。)

まず、多く見受けられる「間違った立ち方」です。
足の向きに注目です。

包丁の正しい構えかた01

真正面に向いて立っていますが、このまま自然体で包丁を使おうとすると、身体の構造上、包丁の角度はまな板(食材)に対してこのようになってしまいます。

包丁の正しい構えかた02

この角度では食材も切りづらく、これに合わせて食材も斜めに置けばまな板を使う幅も狭くなってしまいます。

もう勘の良いあなたならお分かりでしょう。
「正しい立ち方」はこうです。

包丁の正しい構えかた03

右足を引き、身体を右斜め45度に開くのです。(左利きの方は逆)

包丁の正しい構えかた04

この角度で立てば、包丁は自然とまな板(食材)に対して直角になります。
そして顔だけまな板に向けるのです。

さらに、腰の左部分を少し台に付けるくらいのほうが安定します。(左利きの方は腰の右部分)
また、手前が窮屈なので、まな板は台の端から5cmほど少し奥に置くのがベストです。

包丁の正しい構えかた05

これがおすすめする「正しい包丁の持ちかた」と「正しい包丁の構えかた」です。

包丁の正しい構えかた06

腰に重心を置き、手首だけ動かして切ろうとせず、腕全体で向こうに包丁を送り出すようにグッグッっと。
包丁の動きは安定し、包丁に力が伝わりやすくしっかり切れます。

料理初心者必見!画像で習う正しい包丁の持ちかた・構えかた まとめ

今回ご紹介したやり方は、私が料理を長年経験して一番スムーズに切れたやり方です。
違うやり方で切っていた方には、これでは違和感があるかもしれないので強要はしません。

しかし、初心者の方が今から包丁を持ち始めるならば、是非このやり方を身体に染み込ませながらやっていく事をおすすめします。
初めは形さえしっかりしていれば、動きはゆっくりで構いません。
あとは徐々に身体がスピードを覚え、理想の包丁さばきになっていきますから。

包料理初心者必見!画像で習う正しい包丁の持ちかた・構えかた まとめ

また少し経ちましたら、食材の押さえかた・スムーズな包丁の進ませかた・指を切らない安全な切りかたなども解説したいと思っています。
それまでに、この「正しい包丁の持ちかた・構えかた」を身につけておいてくださいね!

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